7.上田市東部のため池(2000年9月14日調べ)
観察できた生物
ガムシが4匹確認できました。ゲンゴロウの確認が目的ですが、よく似たガムシを今年の調査ではじめて確認しました。ガムシは5〜6月頃、落ち葉や水草に卵を産みつけるそうです。幼虫は水生昆虫などを食べ約50日で成虫になるそうです。土の中でさなぎになります。
このため池では、ブルーギル(左)とスモール・マウス・バス<ブラックバスの一種>(右)の稚魚がたくさん見られました。両方とも、誰かがこの池に放したものと思われます。この池の本来の生き物たちへの影響が心配されます。
この池にはアメリカザリガニ(左)、ミズカマキリ(中)、マツモムシ(右)もたくさん見られました。アメリカザリガニとミズカマキリは、最近卵からかえったと思われる小さいのがたくさんいました。
ゲンゴロウのなかまでは、今までの確認した中で、最小のケシゲンゴロウを確認しました。体長は5mm以下です。
この池のタニシは、ヒメタニシがほとんどでした。 池のまわりには、最近目にしなくなってきたチカラシバが見られました。
平成12年度 小県・上田教育会環境調査委員会
木内 清(塩田西小学校長)・関谷 圭史(東部中学校)・多羅沢 敏雄(上田北小学校)・今井 康哲(丸子中学校)・小山 宏己(上田第五中学校)・翠川博之(神科小学校)

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