ここでは、上田小県地方のおもしろい動植物の話題、人との関わりなどを紹介します。
平成9年7月15日、東部中学校の美術室で保護されたシジュウカラです。不思議なことに、とても人に慣れていて、人の手にのって水を飲んだり、パンを食べたりしました。 夕立のため、巣となっていたヒューム管から流しだされ保護された子タヌキ。この子タヌキたちは、ペット用の哺乳瓶で牛乳をもらいすべて無事に育ちました。
この大きなアオダイショウは、東部中学校の屋敷ヘビです。木造の東部中学校には、ネズミやアブラコウモリなど数多くすんでおり、大きなアオダイショウが何匹か住み着いています。この東部中学校もいよいよ鉄筋の校舎に建て替えになりますが、屋敷ヘビたちはどうなるのでしょうか?
上田市上田原の住宅地にでてくるタヌキ。とても人慣れしていて、さしだした草にじゃれついてきます。タヌキは普通夜行性ですが、昼間から人の前にでてきます。タヌキの生活パターンも人によって変わっていくのでしょうか?写真:中島武 人慣れカラス。平成8年8月、上田五中のわがクラスに、大変いたずらなカラスが入ってきました。筆箱の中の鉛筆を投げたり、消しゴムを持っていってしまったり・・・。全然人をおそれず不思議に思っていましたが、後で他の学年の生徒がヒナの時ひろってきて育てたカラスだとわかりました。
池ノ平湿原のチゴモズ。平成10年、11年と池ノ平湿原で観察しました。2カ所でオスのナワバリを観察しています。浅間山で野鳥観察をしている方にお聞きしたところ、大変珍しいということで紹介しました。 これは北海道のキタキツネです。夕張地方で撮影したものですが、観光地の駐車場にエサをねだってペアで現れたうちの1匹です。日光のサルのように俗化してしまったキタキツネですが、本州のキツネはまだまだ人慣れしてません。これから先、本州のキツネはどう変わっていくのでしょうか?
東部町のお宅に住み着いているヤモリ。生徒の家に、毎年夏になるとでてくるヤモリです。夜になると明かりの漏れるガラスにへばりついて、やってくる昆虫類を捕まえ食べています。ここ、上小地方では、ヤモリは大変珍しい動物です。
菅平トンネル(今は閉鎖になっています)付近のニホンカモシカは、畑にまいたライ麦を食べに、畑にでてきます。畑のわきを通る国道406号線はけっこう交通量が多いですが、平気でライ麦を食べています。他にも畑にでてきて、ノザワナやハクサイも食べます。 アナグマ:すがたはイヌ科のタヌキに似ていますが,イタチのなかまです。上田地方でも,タヌキをムジナとかマミとよびますが,このアナグマと混同されがちなよびかたです。上田市では,10年ほど前,越戸地区の鶏小屋に進入し,出られなくなってしまった大型のアナグマが新聞で紹介されています。写真は真田町のお寺の台所に毎晩エサをもらいにあらわれたアナグマです。宮下氏撮影
昭和38年(1963)に発行された上田小県誌には「イノシシはオオカミに続いて昭和25年(1950)ころには見られなくなった」と記されています。積雪量からいって,上田市はイノシシが生活できる場所ですが,病気の流行,あるいは狩猟のために見られなくなったものと思われます。しかし,最近,また見られるようになってきました。
これからも、動物関係のトピックスを紹介していきます。ご期待下さい。


inserted by FC2 system