3.丸子町のため池や水田の生き物(2000年7月6日調べ)
 丸子町のため池や水田では、「小動物生息状況アンケート」で、ゲンゴロウ・コオイムシ・タイコウチ・イモリなどの情報が得られています。
観察できた生物
用水路の生き物で、一番目についたのがアメリカザリガニです。となりの北御牧村のため池でウシガエルを養殖したときに、そのエサとして持ち込まれたものが増えたものと思われます。 コオイムシも数多く観察できました。背中に卵をつけたオスもいます。
ため池脇の用水路で捕獲できたミズカマキリ 丸子町の水田や用水路では、マツモムシがたくさん見られました。色が白っぽいのは若い個体だと思われます。
マツモムシの成体(左)と、水田で泳ぐマツモムシ。いつも逆さになり、お尻の部分をだしています。さされると痛いので要注意です。
1匹だけでしたが、ミズスマシも確認しました。下の方が頭です。お尻の部分がちょこんと出っ張っているのが特徴です。水田わきのよどんだ用水路の水面をぐるぐる泳ぎ回っていました。 ヒメゲンゴロウも確認できました。 ゲンゴロウの幼虫に似ていますが。
汚れた水に生息するモノアライガイと思われる貝 全体に丸みを持つ、マルタニシを思われるタニシ。
ため池のわきで見つけた大型のトンボの抜け殻 水田のイネについていたカメムシの仲間
魚類では、ギンブナの稚魚やドジョウなどが捕獲できました。右は、休耕田に生いしげるヒメガマです。
水田の水の上に浮いている大型のクモ。 ヒメガマの群生地に多く見られるハラビロトンボ
丸子町の市街地から、少しは行った沢には、イモリも住んでいます。
平成12年度 小県・上田教育会環境調査委員会
木内 清(塩田西小学校長)・関谷 圭史(東部中学校)・多羅沢 敏雄(上田北小学校)・今井 康哲(丸子中学校)・小山 宏己(上田第五中学校)・翠川博之(神科小学校)

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