4.上田市住宅地の水田の生き物(7月25日調べ)
 上田市住宅地の水田では、「小動物生息状況アンケート」で、ゲンゴロウ・タガメ・タイコウチなどの情報が得られています。

@住宅地の水田

観察できた生物
住宅地の中の水田の用水路には、汚れた水の指標生物であるミズムシ(左)とサカマキガイ(右)がたくさん見られました。 田んぼのわきの水たまりには、ミズカマキリが普通に見られます。
水田の中には、緑色のシマイシビルが多いです。 また、上のようなヤゴがたくさん見られます。
たくさんいるヤゴは、上のようなトンボに羽化します。羽化したてのトンボがたくさん見られました。水田の水は富栄養化が進んでいるためか、ウキクサがびっしりです。ウキクサの全くない水田もありますが、除草剤を使っているのでしょうか?
この水田では、ヤゴと共に、トウキョウダルマガエル(写真)の子ガエル、ニホンアマガエルの子ガエルがたくさん見られました。 ヒメゲンゴロウと思われる昆虫もいました。
水田の中には、アゼナ(左)やオモダカ(右)など、最近目にしなくなった田んぼの植物が見られました。

A産川
産川の水たまりで見つけた子どものフナ 産川の河原の草藪、アシ、ヨシ原には、ハグロトンボがたくさん飛び交っていました。
 産川の河原の水たまりには、アシやヨシが生い茂り、いかにも水辺の生物の隠れ場所にいいように見られますが、最近の雨でできたばかりの水たまりのせいか、いくら網ですくっても、小動物はあまり見つかりませんでした。

写真:調査地点から、産川下流方面をのぞむ。
平成12年度 小県・上田教育会環境調査委員会
木内 清(塩田西小学校長)・関谷 圭史(東部中学校)・多羅沢 敏雄(上田北小学校)・今井 康哲(丸子中学校)・小山 宏己(上田第五中学校)・翠川博之(神科小学校)

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